テロワールという言葉をお聞きになったことはありますか?それは、ワイン造りのすべての土台というべきもの。地理的環境や気候などの特徴がブドウにその土地特有の性格を与えます。シャトージュンを知っていただくため、まずはシャトージュンのブドウが育つ土地のお話をしたいと思います。
ワインの味の土台を決めるのがテロワールであれば、そのワインをどのような味わいに導くのかというのは醸造担当の仕事です。シャトージュンの醸造責任者である仁林欣也は、栽培過程の確認からワインの仕込み瓶詰めまでのすべてをこなし、丁寧な仕事をおこなうというのが信条。彼の考えるシャトージュンのワインとはどのようなものなのかをお伝えしたいと思います。
シャトージュンのブドウは甲州市勝沼町の自社畑を中心に、同町内の契約栽培農家、北杜市白州町の契約栽培農家の手で育てられています。赤は、メルロやカベルネ・ソーヴィニヨン、白はシャルドネや甲州・セミヨンがおもな品種。一粒ひと粒のブドウを育むため、その栽培にかける情熱をお伝えします。
シャトージュンでは、醸造責任者の仁林がワイン造りのすべてをおこなっています。畑から届いたブドウを選別し、除梗、搾汁…それぞれの手順に妥協はありません。ただ、畑の特徴、ブドウ品種の特徴が最高の形で出るように1本1本のワインを生んでいるのです。
ワイン関係者も「どんどんおもしろくなっている」という日本のワイン。ぶどうの栽培者とワインの醸造家の関係は、なかでも注目を集めているトピックスのひとつ。シャトージュンにとっても、栽培者との信頼関係はワイン造りの要。今回は"栽培者と醸造家"にフォーカスして、シャトージュンの"いま"をお伝えします。
今回は、シャトージュンの醸造所に皆さんをご招待。自社で所有するぶどう畑や普段は開放していない醸造所のなかをご案内します。シャトージュンの"バーチャルワイナリーツアー"へようこそ!
今年もぶどうの収穫シーズンを迎えました。ワイナリーの周辺に点在するぶどう畑のマップと共に、2013年のぶどうについて醸造責任者・仁林の声をお届けします。マップ内にはシャトージュンのワインをオンリストしているレストランと旅館もご紹介。さて、今年のぶどうからはどんな味わいが生まれるのでしょうか。