ABOUT WINE

シャトージュンのワイン造りを知る

Message from Winemaker

全国的に猛暑だった今年の夏。山梨・勝沼も然り。今年のみならず、醸造責任者の仁林には"ぶどうが育った風土と、
育った年の天候をワインに反映させたい"という思いがある。
「今年は雨が少なく、気温も高かったのでしっかりと熟したぶどうが収穫できました。常々、ワインはぶどうという果物から
造られたものだと実感して頂きたいと思っています。そのぶどうを作り出すのはこの土地とその年の天候。
今年であれば、暑い年の熟したぶどうから造られたということが飲んではっきり感じられるワインにしたいですね」。
もちろんこれは醸造に作為的な工夫をするという意味ではない。自然の賜物であるぶどうの魅力と味わいを、
ワインを通して伝えたいということ。"こんな味を狙って造ろう"ではなく、"今年のぶどうに合った造り方をしよう"
というのが仁林の醸造に対する姿勢だ。
「例えば甲州なら、昨年まではハーブやグリーンの柑橘のニュアンスが強かったのですが、
今年はパイナップルなど暑い気候で育ったフルーツ特有の、より力強い果実味が感じられるのではないかと思います」。
シャトージュンのワインが表すのは、勝沼のぶどうとそれを育んだ風土。毎年気候が変わるように、
当然味わいも年ごとに異なる。口に含んだとき、その年の思い出が浮かぶ……シャトージュンがそんな瞬間の鍵になる
ワインだとすれば、なんて素敵なことだろう。ぜひ、今年にしか造れない"2013年の味"をお楽しみに!