シャトージュン シャルドネ2013
山梨県勝沼町の自社畑・単一畑によるシャルドネを100%使用。豊かな酸と樽の香りをもつ辛口の白ワイン。新樽を多く使った贅沢な造りで、国産ワインコンクールでも連続の入賞歴をもつ。バターやこしょうとの相性がよく、一年を通してさまざまな料理と楽しめるワイン。葡萄の栽培者は飯島喜男氏。
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ゴルフを満喫した後、気のおけない仲間たちとワインを傾けながら尽きない話に花を咲かせる……。今回は、そんな至福のひとときをご提案したい。舞台は、栃木県・那須の丘陵地に広がるゴルフコース「ジュンクラシックカントリークラブ」。もちろん、施設内ではシャトージュンのワインを楽しむことができる。
「ジュンクラシックカントリークラブ」内のレストランは2つ。眺めのよい丘の上に建つ洋食レストラン「ベビーフェイス」と、飛騨高山から移築した茅葺き屋根の合掌造りが印象的な食事処「田舎家」だ。今回は「ベビーフェイス」から、旬のフルーツを使ったピザと「シャルドネ2013」のマリアージュをご紹介しよう。
木々の間からコースを見下ろす「ベビーフェイス」は、ヨーロッパの山荘を彷彿させるクラシックで温かみのある雰囲気をもつ。アンティークの家具や暖炉を備えた広い店内には、個室やバーカウンターも用意されており、多人数でもひとりでもリラックスできる空間だ。東京の老舗フレンチでキャリアを積んだ増田守利シェフによるメニューは、洋食をベースに、栃木の名物である宇都宮餃子や地元の食材を取り入れたバラエティ豊かなラインナップ。人気の高いピザをはじめ、ボリュームたっぷりのステーキなどスタミナがつくメニューも揃う。夏は自家菜園の野菜を取り入れるなど、季節ごとに旬の食材を活かした料理が登場するのも特徴だ。新しいヴィンテージのシャルドネと合わせるにあたって、増田シェフは秋の限定メニュー「いちじくと生ハムのピザ」をセレクトした。
広々とした「ベビーフェイス」の店内。コースの設計を監修した伝説の名プレイヤー、ジーン・サラゼンゆかりのアイテムも展示されている。月1〜2回サックスのライブも開催。バーカウンターも備えており、思い思いに過ごすことができる空間だ。朝食とディナーを提供。
「このワインは新樽の使用率が高いので樽のニュアンスをもっていますが、まだ若いヴィンテージなので軽やかさがあります。柑橘系の香りも感じられ、今の時点では爽やかな飲み口。あえてパンチの効いたピザを合わせて、お互いの魅力を引き立てあうマリアージュを目指しました」(増田シェフ)。イタリアンの生ハムとメロンの組み合わせに着想を得て、旬のフルーツであるいちじくに生ハムを組み合わせたピザ。いちじくに火を通して甘さと香りを引き出し、モッツァレラやミックスチーズで旨みをプラス。塩気のあるイタリア産のプロシュートをトッピングし、粗挽きの黒こしょうとEXヴァージンオリーブオイルでさらに香りのアクセントを加える。シンプルながら、香りと旨みが楽しめるピザだ。
「シャルドネ2013」を口に含めば、柑橘の果実味と穏やかな樽香がじんわりと広がる。とげとげしさや過剰な強さがなく、穏やかで沁みわたるような味わいだ。そこに、いちじくの甘い香りとジューシーな果肉、生ハムの旨みある塩気と樽の香りにリンクする燻製香、コクのあるチーズ、スパイシーなこしょうが重なっていく。パンチの効いたピザを、シャルドネが柔らかく包みこむようなマリアージュである。ピザの塩気にグラスが進み、穏やかな飲み口にさらにグラスが進み……。窓の外は宵闇から漆黒に変わり、時計の針が真上を過ぎる。仲間たちとのゴルフ談義は尽きない。ぜひ、そんな豊かな時間のお供にしていただきたいマリアージュである。次回は「ジュンクラシックカントリークラブ」の姉妹コース「ロペ倶楽部」から、ゴルフを楽しむ時間をより芳醇なものにしてくれるマリアージュをお届けする。
2014年11月末まで展開予定の季節限定メニュー「いちじくと生ハムのピザ」(¥1,404)、
「シャトージュン シャルドネ2013」(ボトル¥4,320)※記事内の価格はすべて税込。
巧みに配置されたクロスバンカーや丘陵地を活かした起伏のあるグリーンなど、
戦略性を必要とするコース。知的なプレーが満喫できる。
飛騨高山からやってきた築300年の合掌造りが目を引く「田舎家」。栃木県産のコシヒカリやそば粉など、地元の食材を取り入れた郷土料理が中心。こちらではランチとディナーが楽しめる。
DATA
ジュンクラシックカントリークラブ
栃木県那須郡那珂川町片平914
電話 0287-96-3535(代)
営業時間 6:45〜23:00頃まで(シーズンによって変更あり)
不定休
http://www.junclassic.com/