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マリアージュを楽しむ

第二十回シャトージュンとマリアージュするひと皿 「オマール海老のグラタン 旬野菜のアンサンブル」×シャトージュン スパークリング 白のマリアージュ

シャトージュン スパークリング 白 シャトージュンのラインナップで現在唯一となるスパークリングワイン。日本固有の葡萄、甲州を100%使用(すべて山梨県産)。ほんのり甘みを感じる中口で、穏やかでやさしい泡が特徴。食前酒としても食中酒としても楽しめる。パーティやお祝いの席にもぴったり。
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丁寧に作られたものを、肩肘張らない雰囲気でカジュアルに味わう……ワインにしろ料理にしろ、そんな時間は確実に日々の暮らしに潤いと活力を与えてくれる。例えば、気取らず開放感のあるカフェでいただく山梨県産甲州100%のスパークリングワインとオマール海老のグラタン。今回は、上質な素材で作られた料理と日本のワインを気軽に楽しむ、初夏にぴったりの軽やかなマリアージュをご紹介しよう。

「カフェ ド ロペ」とは、1970年代に東京を代表するホットな場所として話題を呼んだ伝説的なカフェである。その店名にフランス語で海を表す“ラ メール”をつけたのが「カフェ ド ロペ ラ メール」。南仏の海辺沿いのリゾート地に佇む、観光客や地元の家族連れで賑わう親しみやすいビストロをイメージしたカフェダイニングだ。ボリュームたっぷりのランチ、スイーツが充実したティータイム、本格的なビストロ料理が堪能できるディナーと、シーンによって幅広い用途に活用できるのが特徴で、ディナーメニューには「和牛ほほ肉の赤ワイン煮」や「スズキとホタテのポワレ」など、厳選した食材でつくるフランスの伝統的な家庭料理がずらりとならぶ。学生時代からフレンチひとすじの伊代野竜哉料理長も「カフェならではの開放的な雰囲気のなかで、お客さまに“カフェでこんなメニューが出るの?”と驚いていただけるような本格的な料理をご提供したいですね」と言う。伊代野シェフが今回スパークリングワインに合わせて提案したのは「オマール海老のグラタン」。海老を半割にして調理するフレンチのクラシックなメニュー、テルミドールである。


シェフのスペシャリテ「和牛ほほ肉の赤ワイン煮」(¥1,800)は、希少な和牛のほほ肉のみを使用。赤ワインに2日間漬け込んだのちに3時間煮込んだほほ肉は、文字通り“とろとろ”。ポルト酒を使ったソースも奥行きのある味わい(1)。カウンターからはガラス越しにキッチンの様子が伺える。「気負わずカジュアルにフレンチを楽しんでいただきたいです」(伊代野シェフ)(2)。

フレンチの代表的な海鮮食材、オーマル海老を豪快に1/2尾使用した「オマール海老のグラタン」は、海老の身にホワイトソースと海老の出汁を合わせ、殻に戻して焼き上げるクリーミーで旨みたっぷりの料理だ 。海老の周りには季節によって旬の野菜を5〜6種類添える。本日使用した野菜なら、いんげん豆はボイルし、ブラウンマッシュルームは揚げ、ペコロスはグリルに。それぞれの野菜に合った方法で調理し、彩りよく仕上げているのもポイントだ。また、カフェならではの価格設定にも注目したい。口に含めば、本格的な味わいと価格とのバランスに驚くだろう。

フレンチならではの手間ひまかかった料理にシェフが合わせたのは、日本固有の白葡萄品種・甲州を使ったスパークリングワイン。甲州といえばすっきりドライなタイプのワインが多いが、シャトージュンでは無発泡のスティルワインもスパークリングワインもまろやかでほんのりと甘みを感じる仕上がり。料理の味や食感を邪魔しない穏やかでやさしい泡立ちも特徴だ。

ゆったりしたソファからカウンターまで、シーンによって幅広く活用できる「カフェ ド ロペ ラ メール幕張」。“ヨーロピアン・コンフォート”をコンセプトに掲げ、価格も素材もデザインもコンフォートな、大人のためのウェアを提案するアパレルショップ「ル ジュン」が併設されている(3、4)。「ル ジュン」では、ウェアのほか食材やカトラリー、キッチンツールといった生活雑貨も扱う(5)。

「オマール海老のグラタンは香りも味わいも濃厚。軽やかなワインではややワインが力負けしてしまいますし、かといって果実味や泡立ちが強すぎるワインではグラタンの持ち味を打ち消してしまいます。このスパークリングなら、葡萄そのものの甘みや果実味がグラタンとまろやかに調和しつつ、やさしい泡が料理の後味をさらりと流してくれます。単品ではもちろんのこと、コースのようにメインの魚料理として食べた後でも、すっきりと次の料理を味わうことができる組み合わせだと思います。華やかな香りをもったワインなので、食前酒として楽しめるのもいいですね」(伊代野シェフ)。

一般的に、食前酒のほか食中酒としてどんな料理ともオールマイティに合わせることができると言われるスパークリングワイン。なかでも、丸くやわらかな果実味と穏やかな酸味、やさしい泡をもつシャトージュンのスパークリングワインなら、よりふんわりと食事を楽しむ時間に寄り添ってくれるはずだ。家族や気の合う友人たちと過ごすひとときにぴったりの食中酒といえよう。良質な素材を使い、丁寧にしっかりと作られたものを気取らずリラックスした雰囲気のなかで味わう。これもまた、人生の大きな楽しみのひとつだ。もし次の休日がノープランなら、こんな“普段着”の豊かな時間を選択肢のひとつに加えてみてほしい。

「オマール海老のグラタン 旬野菜のアンサンブル」(¥1,800)、「シャトージュン
スパークリング 白」(グラス¥750、ボトル¥4,500) ※記事内の価格はすべて税込。

カフェ ド ロペ ラ メール幕張

1972年、東京・原宿の表参道に登場した伝説のカフェ「カフェ ド ロペ」。芸能人やクリエイターなど東京中のおしゃれな人々が集まる最高にホットなスポットとして注目を浴びたカフェが、モダン&コンフォートになって復活。南仏のリゾート地を思わせる開放感のあるリラックスした雰囲気のなか、多彩なスイーツから本格的なビストロ料理までがカジュアルに味わえる。カウンターから大・小のテーブル席までがゆったりと配置された、大人から子供まで楽しめる心地よくフレンドリーなカフェダイニング。全82席。併設された「ル ジュン」には、ヨーロピアンスタイルのシックで心地よいウェアがリーズナブルな価格で揃う。

DATA カフェ ド ロペ ラ メール幕張
2016年1月17(日)を持ちまして閉店いたしました。