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マリアージュを楽しむ

第十回シャトージュンとマリアージュするひと皿 カフェ ド ロペ ラメールの「名物 海南ライスプレート」×「シャトージュン 甲州 樽仕込み」のマリアージュ

シャトージュン 甲州 樽熟成
シャトージュンの看板キュヴェである甲州を新樽で熟成させたワイン。樽を使った甲州は、ワイナリーとして初めての試みとなる。甘さがほんのり感じられる通常の甲州と異なり、ドライな辛口スタイル。甲州のすっきりした持ち味に樽の風味が加わり、味わい深い1本に仕上がった。4樽と数が限られているため、一般の酒販店やオンラインショップでの販売はなく、ジュングループ(山梨のワイナリー、直営のゴルフ場、ジュンが展開するビーチハウス「カフェ ド ロペ ラ メール」)を中心に取り扱う。

文字通り“今、ここでしか飲めない”ワインがシャトージュンから登場した。名前は「シャトージュン 甲州 樽熟成」。シャトージュン初の、樽で甲州を熟成させたワインとなる。わずか4樽のみ作られた「甲州 樽熟成」は、一般の酒販店などでの販売はしていない。ジュンがプロデュースするビーチハウス「カフェ ド ロペ ラ メール」は、そんな限定ワインが楽しめる数少ないアドレスのひとつだ。

誰が作った葡萄なのか、その年の葡萄の出来はどうだったのか。そのワインをどんな料理とどういったシチュエーションで味わうのか。……ワインそのものにしても、ワインと料理のマリアージュにしても、その"出会い"はまさに一期一会。今年4樽のみリリースされた貴重なワインを料理とともに楽しめる場所が、期間限定のビーチハウスだったとしたら……? この夏、シャトージュンにとってこれ以上ない一期一会のマリアージュが葉山で実現することとなった。

ワイナリーの看板商品ともいえる、日本固有の白ぶどう品種・甲州を100%使用したワイン。2012年は良質な甲州が多く収穫されたこともあり、4樽限定でワイナリー初となる甲州の樽熟成が行われた。今回は、ジュンが展開する期間限定のビーチハウスから「甲州 樽熟成」と抜群にマリアージュする料理を紹介しよう。


ペルーやメキシコなどで親しまれている酸味の効いた「セビーチェ」(¥600)。その昔、中南米に移住した日本人が「酢の物が食べたい」と考案した料理という一説があるそう。

4回目の開催となる「カフェ ド ロペ ラ メール」は、葉山・一色海岸に夏の間だけお目見えするビーチハウス。今年はスペースが昨年の1.5倍になり、目前に美しい空と海を眺めながら、解放的でゆったりとした時間を満喫できる。フードやドリンクにも、海の家の定番メニューを飛び越えたジュンならではのこだわりが凝らされているのが特徴。「美しい海のある国や暑い国の料理をイメージしました」(料理担当の黒岩さん)というフードは、葉山野菜をふんだんに使った料理や、多国籍のスパイシーなメニューがずらり。シャトージュンのワインやオリジナルカクテル「ロペ」など、ドリンクのラインナップもユニーク。なかでも、ぜひ「甲州 樽熟成」とともにオーダーしたいのが、毎年登場する人気メニュー「名物 海南ライスプレート」と中南米料理の「セビーチェ」だ。

カウンターには、一人で1杯を
ゆっくり楽しむ人の姿も。「ワインをオーダーする方が
今年はかなり多くなっていますね」(小山匡志店長)(1)。
空と海がひと続きになったような眺めに、非日常のひとときが感じられる(2)。
海からの風が通り抜ける、開放感たっぷりの空間(3・4)。
ドリンクやフードカウンターのほか、週末にオープンするDJブースも設置。テーブル席や ソファスペースなど、思い思いに過ごすことができる(5)。

甲州種特有の柑橘味に、樽の香ばしさが加わった存在感のある味わいをもつ「甲州 樽熟成」。口に含めば、まず甲州の爽やかですっきりとした果実味が感じられ、追って樽に由来するトーストやヴァニラといった香りとコクが味わいに深みを出す。この"すっきり"と"こっくり"のバランスが、今回のマリアージュのカギだ。東南アジアで好まれる海南鶏飯をアレンジしたライスプレートは、蒸し鶏とチキンスープで炊いた鶏飯に3種類(レモンジンジャー、中国醤油、スイートチリソース)のソースを添えたもの。ソースのなかでもレモンジンジャーの酸味とワインの柑橘味の相性は言わずもがな、タイのシーズニングソースを活かした中国醤油はたまり醤油のような奥行きある風味が樽香とマッチする。スイートチリソースは「甲州 樽熟成」のみならず、シャトージュンの定番である樽を使わない甲州(中口)の甘みとも好相性だ。ワインが併せもつ"すっきり"と"こっくり"が、合わせるソースによって引き立つポイントが変化するのがおもしろい。もう一品おすすめしたいのが、魚介類を柑橘系のフルーツでマリネした「セビーチェ」。柑橘の酸味、唐辛子のぴりっとした辛さ、パクチーの香味などが混ざり合い、「甲州 樽熟成」がもつ酸味や樽からくる余韻とぴったり相乗する。4樽のみのワインを、夏にしか現れないビーチハウスで楽しむ……これぞ、"一期一会"のマリアージュ。この機会を逃さないよう、夏が終わるまでにぜひ一度カフェ ド ロペ ラ メールに足を運んでみて頂きたい。

「カフェ ド ロペ ラ メール 名物 海南ライスプレート」(¥1,000)、
「シャトージュン 甲州 樽熟成」(ボトル¥5,000)

カフェ ド ロペ ラ メール

1972年、原宿・表参道に登場しオープンカフェの先駆けと言われた「カフェ ド ロペ」。パリのカフェを彷彿とさせ、芸能人やクリエイターなど東京中のおしゃれな人たちが集う最高にホットな場所として知られた伝説のカフェだ。その雰囲気をアレンジしたビーチハウスが「カフェ ド ロペ ラ メール」。バーカウンターやソファコーナー、DJブースなど、広々としたスペースにさまざまなエリアを備え、随時イベントやワークショップも開催する。葉山野菜を使用したメニューや夏にぴったりのスパイシーな多国籍料理を揃え、心もお腹も満足するスタイリッシュで楽しい"ビーチハウス"。

DATA カフェ ド ロペ ラ メール
葉山・ 一色海岸(神奈川県三浦郡葉山町一色)
問い合わせ先 ジュンカスタマーセンター 0120-298-133
営業期間 2013年7月6日~8月31日
営業時間 [平日]11:00~21:00(LO 20:15)、[土・日・祝]11:00~22:30(LO 21:45)
※都合・天候により変更の場合があります。
http://cafederope-lamer.jp/