FEATURE

クリエーターが切り取る、シャトージュンのある風景

シャトージュンとマリアージュするひと皿

ビストロ ミル・プランタンの「信玄鶏ささみのマリネ グリーンペッパー風味」×シャトージュン セミヨン2009のマリアージュ

建築家で数々の有名レストランの設計を手掛け、自らも軽井沢や奈良で人気シェフを集めた食のイベント「Cu-cal」を主宰する西森さん。東京にいる時間は大学での講義やパーティに出席し、奈良では多くのシェフや著名人と交流を深めている西森さんの11月のある1週間を切り取っていただきました。

文化庁芸術家在外研修員としてイタリアのMassimiliano FUKSAS Association Romaを経て、1997年に西森事務所設立。現在、工学院大学建築学部、建築デザイン学科准教授。「カーサリベラ」「戸田整形外科胃腸科医院」「近江邸」「3COINS仙台店」など、受賞多数。設計活動以外にも、軽井沢「cu-cal」をはじめ、食文化に関するさまざまな活動も展開。
料理、ワインに対する知識はプロ級。
http://www.nishimori-aa.jp/

11月2日送られてきたワインを机の上に並べたらうちの猫がやってきて幸せそうに寝そべった。わかってんのかな。。

さて、ゼミのあとはちょっとパーティ。ケーキにもあう白ワイン2本。セミヨンとシャルドネ、結構方向性の違う2種類のワインですが、どちらも酸と厚みのバランスがよくとれているのでケーキと合わせても全然大丈夫。

11月3日 ある有名フランス料理のシェフが作ってくれた野菜カレーと。シャルドネの香りをあわせようと思って。このシャルドネは酸味がちゃんとあって、単なる厚化粧なワインではなく、料理を引き立ててくれる。シェフのカレーのスパイシーな味にも負けない存在感。

11月4日 新宿御苑近くにある僕の事務所にて。
ちょっとアイディアが煮詰まってしまったので甲州でちょっと一休み。

ゼミのあと、助手のA君の結婚をお祝いしながら乾杯。

今日は、僕が昔設計した恵比寿の小料理屋さんの20周年パーティ。リボンがすてきなメルローをプレゼント。メルローは想像以上にバランスよく作られている。日本ワインにありがちなどこか薄っぺらなワインという印象ではなく、ブドウを畑でしっかり作っていることがわかる。華やかな香りと樽香のバランスが非常に上品。

11月5日今日の仕事も終わって事務所のスタッフたちと。

近所の沖縄料理店で。塩味のさっぱりした沖縄料理には甲州のすっきりした酸味がとてもよく合う。

11月6日 僕も発起人の一人をつとめている、シェフとのコラボレーションイベント、クーカル。
予約の取りづらいシェフの一夜限りの特別ディナーが楽しめるイベントとして、もう6年目を迎えました。
今年で3回目の開催となった クーカルイン奈良は「クィーンアリスシルクロード」で開催。ソムリエの一人、Jさんにサービスしてもらう。
今回はセミヨン。爽やかな軽めのワイン、と思っていたら実は結構しっかり作ってる。もう一本は明日のお寿司にとっておこう。

毎年クーカルに参加してくれる京都「イル・ギオットーネ」の笹島保弘シェフ。丸の内のお店では日本ワインを積極的にメニューに載せている。今度このワインも使ってみるよ、とのこと。

11月7日 奈良志賀直哉旧居での特別ダイニングには、目黒区八雲の「すし独楽」の柳原さんが登場。鮨にあわせてセミヨンをいただいてみる。